大学受験を見守る日記

アラフィフの私が一年後の息子の大学受験について書き留めます

これで良かったのか

子供は小さい時からピアノを習っていて練習を嫌がったことはありません。

 

同じ頃に習い始めた子供がどんどんやめていく中、中学に入っても高校に入ってもやめるという選択肢はありませんでした。

 

部活もピアノの練習時間が確保できないと言う理由で入りませんでした。

 

中学の時は定期テストの最中もレッスンに通い、学校から早く帰れることで普段より長く練習していたくらいです。

 

音大に進みたいと言う希望もあったのでソルフェージュも習い、高一の時には音大の夏期講習にも参加しました。

 

ただいざ進路を考え始めると、音大に進んでその先どうするのかと言う不安がどうしてもぬぐえませんでした。

 

一生それで食べていけるほどの才能があるのか?

 

それとなく普通の大学に進み趣味で続ける道を選ばせてしまったのは私です。

夫は音大でもいいよ、その代わり公務員試験を受けて公務員になれ、と言うような意見でした。

でも子供にしてみれば音大に進むと言うことは一生その道で生きて行きたいと言うことです。

一応本人が決める形で普通の大学に向けて日々勉強をしています。

 

ところが先日テレビでバイオリニストの服部もねさんの密着取材をチラッとみたのです。

1日のスケジュールが食事や睡眠以外ほとんど練習に当てられていました。

 

それをみて一言『僕もこう言う生活がしたかった』と呟いたのです。

 

ああ、本音なんだなとわかりました。

 

思えば昔から練習を苦としたことがありません。

 

一日中でも弾いていました。

 

高3になった頃にもピアノの先生に聞かれたそうです。

 

本当に行かない?まだ死ぬ気で練習すればまにあうよ。

 

バイオリンの先生も音大には行かないと決めた時残念そうな顔をされていました。

 

でも男の子はどんなに上手くても音大に行かないことを自分の生徒の体験からよくわかっていらっしゃるのでそれ以上何もおっしゃりませんでした。

(うちの子供がうまいと言う意味ではありません。ただ好きなだけです。)

 

今は受験勉強でピアノの練習はせいぜい15分くらい。もう本当に指の練習程度です。

 

本当に好きなことを諦めさせたような気がしてなりません。

 

うちは自営業でもないし、音大卒の息子の面倒を一生見ることはできないのです。

 

やはり大学を卒業したら自立してもらいたい。

 

大学さえ出ればなんとかなる時代ではないことは承知しています。

 

大手企業がつぶれる時代、安泰な就職先なんてないですよね。

 

それでもやっぱり普通の大学を目指して進み出してしまった今、後には引けません。

 

せっかく決心した息子の手前口には出せないけど、これで良かったのか?

 

と思ってしまいます。